お客様を担当していて、必ず直面する問題。
お客様:髪が傷んでいてうまくまとまらないんです
と、一言投げかけられます。
ヘアスタイルをデザインする上で、髪のコンディションはとっても大事です。
お客様からの要望で多いのが、
カットだけで綺麗にまとめたい。
よく言われます。
カットだけでまとめやすくするために必要な事。
その1:美容師のカット技術
僕は、骨格に対して細かくカットしていく手法をとります。2セクション、3セクション。
マルチセクション ディスコネクト
などなど、かっこいい名前のついたカット技術を駆使するわけです。
その2:しなやかな触感で、芯がしっかりしたの髪質。
まあ、別の例えをすると、「しなやか」「ウルオイ」「ハリこし」のある髪質。
ダメージが少ないってことです。
実際ダメージを受けた髪は、
1:質感が硬くなる
2:広がりやすい
3:ハリコシがなくなる
結果、どんな状態になるかというと、
1:質感が硬くなる
答え→骨格にフィットしづらくなり、綺麗に毛先が収まらない。
2:広がりやすい
答え→どんなに髪をすこうが、何をしようが広がる性質をカットでは治せない
3:ハリコシがなくなる
答え→立体的なヘアデザインができなくなる。結果、日本人の骨格の悪さをカバーしづらくなる
そう、カットだけでまとめやすくする。っていう事は、髪という素材がどういった状態にあるかも見極める必要があるわけです。
しかし、
お客様:髪が傷んでいてうまくまとまらないんです
とはじめに言われているわけで、僕たち美容師は髪の状態をベストな状態にキープしていただく事も大切な仕事の一つなのです。
じゃ、本題
「本当に髪と頭皮を改善したいなら、まずどうするべきなのか」
まず、髪と頭皮をスキンケアレベルで考える事を大前提とします。
シャンプー = クレンジング 洗顔
トリートメント = 乳液 クリーム
頭皮の栄養剤 = 美容液 化粧水
洗い流さないトリートメント = 化粧下地
のような感覚です。
まず、
1:シャンプー。
これが一番大事です。
僕は、アミノ酸シャンプーしかオススメしていません。
なぜか?髪は18種類のアミノ酸から構成されているからです。
そその中でも「グルタミン酸」というアミノ酸を一番多く保有しているので、
グルタミン酸をベースとしたアミノ酸シャンプー(パルガ)しかオススメしていません。
2:トリートメント
リンス コンディショナー トリートメント と一般的には別れていますが、
「トリートメント」をオススメします。
一般的なトリートメントは、「ジメチコン」というシリコンを多く配合しているため、
コーティング成分が多く、あまりオススメはしませんが、
僕がオススメしているパルガトリートメントは、ジメチコンを含まず、純粋に髪に栄養を補給できるため、シャンプー後にトリートメント塗布していただき時間を置くとより高い吸収力と高い補修効果を生み出してくれます。
3:頭皮の栄養剤
一般的に育毛剤などと呼ばれていますが、頭皮に対する「化粧水」「美容液」の役割を果たしています。
女性の頭皮環境は、乾燥しやすし性質のためとてもデリケートです。
そのため、アルコールを含み、すっとした使い心地の製品はオススメできません。
センブリエキス ビワ葉エキス イチョウ葉エキス など女性の頭皮に対して優しい成分をより多く含む製品がオススメです。
4:洗い流さないトリートメント
ここに来てやっと、ツルツルさせたり、柔らかくしたりと、髪の触り心地を演出する内容に移ります。
シャンプー トリートメント 頭皮の栄養剤 この3点は全て髪の内部補修に作用していきます。
そして、髪の内部が潤ったところで、仕上げてくれるのが「洗い流さないトリートメント」というジャンルの製品です。
効果としては、
1:髪を摩擦から守る
2:ドライヤーの熱から守る
3:紫外線から守る
4:さらなる潤いを与える。
そう、「洗い流さないトリートメント」は髪を保護する事が一番の役割なんです。
まだまだ、ヘアケアの認識が低いというか、知られていない現実。
正しい知識と必要なアイテムさえあれば、ヘアケアは簡単ですぐにでも効果を感んじていただきやすいケアだと思います。
ただ、製品にはそれぞれ長所が分かれています。
もし、
「髪が傷んでいることが気になっていたなら、どちらの長所を選びますか」
薬局に売っているヘアケア剤の長所
長所1: 香が豊富で楽しめる
長所2: 値段も買いやすくいろいろな製品に挑戦しやすい
長所3: 誰にも口出しさせず、自分で選ぶドキドキ感を味わえる
長所4: ノンシリコン系があるとはいえ、コーティング系が多く、すぐに手触りを実感できる
美容室に売ってるヘアケア剤の長所
長所1: 髪を内部から修復する成分でできている
長所2: 香りは選べずシンプル無香料が多い
長所3: プロのアドバイスのもと、髪質にあった製品を選んでもらえる
長所4: 肌に優しい
どちらの製品にも長所は存在します。
ただ、一つ違うのはお客様の抱える「悩み」や「価値観」が違う事。
あなたが何を選択するか!
もしくは、美容師からどんなアドバイスをもらい受け入れヘアケアをしていくか!
180°髪質変わりますよ