縮毛矯正のトレーニングの仕上がりは、細部のこだわりが大事
今晩は、縮毛矯正のトレーニングにお付き合いしております。
- カウンセリング
- 薬剤選定と塗布
- 薬剤の放置タイム
- アイロンワーク
工程としてはとても簡単で一年目のスタッフでも工程だけ見ればできてしまう縮毛矯正という技術。
しかし簡単な工程ですが、一番難しい薬剤を使った技術であることは美容師のなかでは常識。
神は細部に宿る
縮毛矯正という技術は、工程がシンプルなだけに、
塗布量のムラ、薬剤の放置タイム
この2点だけでも75%近く仕上がりを左右します。
素人目にはアイロンワークが大事に感じるかもしれませんが、薬剤による髪の軟化(S-S結合の切断)が不十分、もしくはムラがあると、アイロンワークで高温の熱を当ててもムラにしか仕上がらないんです。
アイロンワークは、180度で2秒が基本的
仮に髪の軟化が均等にできたら、アイロンワークに入ります。
180度の高温で約2秒当てる。
この工程は、髪の熱酸化とコルテックスを整える作業になります。
180度です2秒???
と思うかもしれませんが、必要です。
ここでは、的確な髪のスライスの幅を、取ることで熱を均等に伝えアイロンワークのムラを極力なくします。
少しでも手を抜いたら結果につながる繊細な技術が縮毛矯正
まぁ、雑な美容師が縮毛矯正を担当すれば、結果は見えてます。
縮毛矯正は細かな手間と時間がメッチャかかります。
材料費も一番かかります。
値段がバリュープライスの縮毛矯正だけは良く考えてから決断して下さい。
利益ゼロでやってくれる親切丁寧、ポランティア精神のサロンであれば別ですが、安くできる施術ではありません。
どんなに忙しくても、細かく丁寧に縮毛矯正の施術はおこないたいものです。
トレーニングの成果はいかほど
今日のトレーニングの採点は65点。
結果的には綺麗に仕上がりましたが、各工程での理解の甘さ。
毛髪状態の把握の甘さが目立ちました。
決められた工程をやるだけでは結果の出ない縮毛矯正。
カウンセリングする為の、
- 聴く力
- 見る力
- 判断する力
をもっと養って下さい