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口下手美容師、大いに結構。美容師コミュニケーションの段階はこれだ

美容師さんってコミュニケーション能力が高いと思われていますが、美容師も一人間。特にそんなことはありません。
大多数の美容師がお客様とのコミュニケーションに対して不安を抱えています。年齢層も様々なお客様とのコミュニケーションについて考えます。

美容師である前に、人と人。

そう、美容師なんて職業名でしかありません。
対人間なんです。
明るい挨拶や返事。聞き取りやすい会話の速度。はっきりとした語尾。
そしてコミュニケーションは会話だけではありません。清潔感や立ち振る舞い。
お客様と接している時だけ意識して、離れた途端にだらっとしてしまうタイプの人をお客様は注意深くみています。
美容師である前に、人と人。
注意したいものです。

美容師として、仕事として、必要な情報を伝えているか

人と人の関係性ですが、美容師として職業を全うする以上は美容師としての話も必要になります。
お客様は料金を支払い、美容に対する満足もえないといけませんからね。
髪の話、頭皮の話、お手入れの仕方、スタイリング方法。
薬剤を使用するなら、安全性のお知らせや、施術途中の不安を解消する説明。
サロン内の環境についても確認する必要まります。暑くないですか?寒くないですか?腰は痛くありませんか?
お客様に対する気遣いの面だけでもコミュニケーションとして多数のことがあります。
意外と、忘れがちだし、気がつかないこともあるかもしれませんね。

美容師として、お客様の悩みを聞き出す

お客様はカット、カラー、パーマだけをしに来ているのではなく、口には出さないけど、悩みを持っているものです。
その悩みや不安を解消できると、毎日の生活でストレスも軽減され、快適に生活できるもの。
しかしお客様に対して「悩みはありませんか?」と質問しても、皆が悩みを明確に認識しているとも限らず、聞き出せないことが多くあります。
そんな時はどうするか。
まずば、傾聴です。お客様の発した言葉を拾い上げ、要約し質問を繰り返します。
そうすることで、ヘアスタイルでどういったポイントを重視しているのかも絞られてきます。
そうすることで、ライフスタイルなどの可視化がされていき、快適に生活する上での問題となる悩みが浮き彫りになります。
ここに至るまでには結構時間や、回数がかかることもありますが、一度共有してしまうと信頼度も上がり安心してサロンへ通っていただくきっかけのもなります。
この段階のコミュニケーションスキルは、「知識・テクニック・経験」が必要になってきますね。

美容師とお客様のフリートーク(雑談)

実際問題、フリートークほど難易度の高いコミュニケーションってありません。ましてや、美容師とお客様という関係です。親子でも友人でもありません。プライベートの情報開示を簡単にしてくれるはずもありません。
美容室はヘアスタイルを綺麗にする場所。お客様が美容師に対して信頼や安心感を感じる前にフリートークへ向かうなどもってのほか。
お客様の不安を煽ることになります。
ヘアスタイルの悩みや不安を解消するための質問や会話をする前に、美容師がプライベートの事を聞いてきたらどう思うでしょうか?

  • お子さんいるんですか
  • お仕事何されてるんですか
  • これからどこへ遊びに行くんですか
    ヘアと全く関係ないですね。
    しかし、、こういったフリートークの話題は、お客様との信頼関係を積み上げることができたら、自然と話してくれるものです。

人として、サービスとして、美容師として

  1. コミュニケーションの基本は人としての基本から。挨拶・返事などですね。
  2. 次に、サービスとしての気遣いや説明。仕事としての説明をしっかりとしているかどうか。
    1〜2をしっかりと意識しながら進めていく過程で、お客様から発せられる言葉を傾聴する習慣をつけていくと、美容師としてのコミュニケーションスキルの基本ができます。
    スタイリストデビューするあたりまで継続すれば、かなりスキルアップが見込めます。
    結果的にトレーニングした技術を活かすことができ、指名客アップにも繋がります。
    コミュニケーションに迷ったら、まずは人として。
    立ち返りたいものです。
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