毎日、毎日、数十名のお客様のヘアスタイルに関するカウンセリングをしている僕です。
カウンセリングって非常に難しい。
何か希望はありますか?とお聞きすると、『特に希望はありません』
この答えが多すぎるのです。
この答え方の裏の心理は、
- なんて伝えて良いかわからない。
- ヘアスタイルの知識が少ない
- いつも同じスタイルしかしたことがないからイメージがわかない
- 全くヘアに興味がなく、短くなればよい
まぁ、こんな感じかなと捉えています。
何かを求めてサロンにやってきているのに、希望はない(笑)って不思議(笑)
もしかしたら、ほとんどのお客様は、本当はこんな事を頭の中では考えてるのではないでしょうかね?
- サッパリしたい、軽くしたい
- 毛先を整えたい
- イメージチェンジしたい
- やってみたいヘアスタイルはあるけれど、どんな名前なのかわからないし、なんて伝えてていいかわからないし。
- 間違った事を言って恥をかきたくない
- やりたいヘアスタイルの写真を持ってきたけど、恥ずかしくて見せるのどうしよう?
- どうせ、髪質的に無理って言われそう
実はこれらの事は予想ではなく、僕がお客様をカウンセリングする中で、お客様から言われた事柄なのです。
だから僕は敢えてお客様を攻撃するかのようなカウンセリングをする時があります。
希望がないと言われたら、僕から見て気になる事をお客様の心を代弁するように質問します。
メンズに短くしてほしいと言われたら、メンズスタイルは全て短いスタイルです、と伝えてどのジャンル?刈り上げ?2ブロック?耳は出す?前髪は上げる?下げる?ワックスはつけますか?
白髪染めに対して迷ってる方には、白髪をくらくてもしっかり隠したいか?オシャレに明るく染めたいか?主観的に見るならしっかり染めましょう!客観的に物事見るなら、オシャレに染めましょう!最新のカラー技術なら白髪なんてどうにでも染まりますよ!白髪の方が簡単にオシャレに染められますよ!
パーマで迷ってる方には、迷ってるならまた今度にしましょう!あれやこれやとお客様自身が方向性で迷ってる時はオススメしません。方向性を決めるアドバイスやカウンセリングはできますが、今日パーマをかけるべきではないと思います。毛先のダメージが仕上がりにのクオリティーを下げる原因になるのと、スタイリングしづらい仕上がりを招いてしまいます。お金と時間を使って扱いづらい髪を手に入れますか?
ただ、攻撃しすぎかなと感じてしまう自分もいるのですが、失敗して欲しくないし、自分自身の髪の事を知ってほしい。
そんな想いがあるための攻撃カウンセリング(笑)
ただ、特に希望はありません。と言われるお客様は来店回数が増えれば増えるほど少なくなっていきます。しかも自分自身の髪の事を知り始めると、より美容師の提案も伝わりやすく、無理なくそのお客様にとってベストなスタイルを共に作る事ができます。
お客様は神様って言葉は死語。美容師たるもの、サロンワークで作り上げるヘアスタイルは、
お客様との共作でなければね!
50対50の関係!
共にヘアデザインしましょう!