G-V2R674342J
注目キーワード

先輩が練習を見てくれることは当たり前なのか?

美容師になると営業以外で技術トレーニングをし、サロン事にあるであろう検定をクリアしモデルレッスンを繰り返し、スタイリストというレールのスタートラインに立つ事を許されるわけですが、そこに立つまでは辛い日々もあれば、技術が上手くならずに悩む日々もあるわけです。

僕自身が修行させてもらったサロンは先輩が毎日遅くまで練習に付き合ってくれて、アドバイスをしてくれ、僕がスタイリストになるための手助けを常にしてくれました。


これって、普通に考えておかしくない?

そう、先輩達は自分の時間を削って僕がスタイリストになる手助けをしてくれていたわけです。スタイリストになる手助けをするという事は、先輩のライバル、もしくは敵を作るという風に言い換える事もできます。

しかし、それが普通だとつい最近まで思っていました。

何故って、そのような環境で育ち、美容師としての自立でき今がとても充実してるから、自分がしてもらった事をしてあげるのが、ベストだと思うのが当然。単純にそう思ってた。

しかし自分が育った環境を知らない人にとっては当たり前ではなく、面倒さい事なのかもしれない。

東京から地元鈴鹿に帰ってきて、スタッフの練習方法は色々と試した。

初めは、自分がやっていたように合同練習。その練習を先輩スタイリストが付き添って見てあげる。

直ぐにクレームが飛び出した。2サロンあり、合同でトレーニングすると、少し早く営業が終わったサロンスタッフは、遅く終わるスタッフを待たなければいけない。時間が勿体無い。待ちたくない。じゃ、待ってる時間も練習すればいいんじゃないか?そう言っても無駄。言われた無駄とは、早く家路に帰宅する事に対しての事だった。

当時は、練習を毎日行う。練習を見てあげる。

こういう風土はなかったのだと、今になって思う。

そして、意見を汲み取り各店での自主練習。

集中してやっているのか?わからない事はないのか?など放置プレイ状態。

レッスンの進み具合もかなり遅くなり、時代の流れに対して成長スピードが遅くなってる。焦りすら感じた。

しかし、何もクレームは出なかった。自分のペースで、厳しくされる事もなくマイペースの取り組み方。クレームは出ない代わりに見えないロスとクレーム予備具が増えたのではないか?

見えないロスとは、スタッフの時間。本来この年数美容師をやっていればこれ位出来ていないと!ってとこまで行っていない。しかし本人は気がついていないし、誰もハッパをかけていない。

クレーム予備具とは結局スタッフ。何年経っても上達しない技術。誰もハッパをかけてくれない環境。気がつかないうちに歳をとり、歳だけとって、何も身についていない状態。そして美容師辞めます。の一言。

サロンにとっても、スタッフにとっても何もいい事ない。

Win Winの関係が築けていない状態。

人が育つ環境を作り、活躍する場所を作り、人と人が刺激し合い、より魅力的なサロンに成長していく。


 これが一番大事。

東京から地元鈴鹿に帰ってきたばかりの頃と1番違うのは、練習する風土は出来ているという事。

これは、練習方法を変えるチャンスでは?

そう思い、また初心に返って初期のシステムに戻した。


トレーニングする人。そしてトレーナー!

合同練習!

色々変えてみて気がついた事。教えられた事。

より良い環境のために、色々耳を傾けよう!

最新情報をチェックしよう!