2023年7月1日をもちまして先代の経営者でもある父から正式に承継の手続きを終了した。
4年前からサロンの経営に対して口は挟まなかった父。退就任式典も行った。けれど書類上の手続きは色々あってやってこなかった。そしてようやく、書類の手続きも終了し正式に私が父のサロンを引き継いだかたちとなりました。
世の中では後継者問題が溢れ、経営者の高齢化が進んでいる。会社の業績は安定していても後を引き継ぐ経営者がいない。とても深刻な問題ですよね。
そんな中、後を任せてもらう私自身は身が引き締まる思いですし、父も安心と不安の両方を抱えているのではないでしょうか。
原点回帰。自分の強み、そして今後成長させる強みとは
では新米経営者として私自身が何に取り組んで行かなければいけないか。改めて強く深く考えさせられます。経営者としては1年目の新人。美容師としては25年目の大ベテラン。私自身がいまのサロンにスタッフに対して出来る事は何なのか。25年の知識や経験。それらを後世に伝え自社スタッフのスキルアップと、自社の土台となるマニュアル作成。これは必須。美容師の強みを最大限に活かせる。そして美容師時代はモデルハントが得意だった。モデルさんハントをサロン経営に置き換えると『スタッフ求人』。誰よりもモデルハントを工夫し開拓したあの時の気持ちとマインドをこの答えのない求人難の時代に突きつけてみよう。スタッフ数が充実し、教育の土台も固まれば、集客にも繋がる。そうすればサロン経営へ割合をシフトしていく事が出来る。
美容師と経営者。2足の草鞋で走るゴールを決める必要がある。
現在、私自身は44歳。若くはない。そうすると50歳には完全にハサミを置きたい。ハサミを置かなかったとしても、99.9%サロンワークのメインはスタッフにしたい。そうすると、残された期間は6年。現在は2店舗ある。理想は3店舗の経営。しかし今のようなサロン経営の仕組みでは到底上手く機能しないと感じてる。労務問題、教育問題、集客問題、求人票問題。時代と共に新しく出現する問題たち。サロンも、スタッフも、ゲストも満足出来るサロンを3店舗。高いハードルだ。3年後までに2店舗でスタッフ数を20名まで増やしたい。そうすれば、3店舗目が見えてくる。
安定した求人、そして教育と集客が時代を勝ち抜くポイント
とにかく求人はどこのサロンも困り果てている。美容師という職業に対して魅力がないのか、ハードルが高いのか。離職率という痛い数字が物語っている。今まで面接したスタッフが全員残ってくれていたらと思うと恐ろしくなる。安定した求人と、確実に学び活躍出来るスキル。それを活かすための集客。思うは簡単。実践するのは困難。令和の経営者として、サロンを拡大安定さる為、求人という難関に立ち向かい、新時代を勝ち抜きたい。父の時代の成功体験は通用しない時代。自分で考え抜き徹底的に行動に移す。頑張るだけでなく、結果を求めて!
家族から就任祝いのウイスキー 富士
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ボトルの底に富士山が!テンション上がりました。ありがとう!応援してくれるひとが周りにいる幸せを噛み締めて、行動します。