たくさんのお客様を担当させていただく中で、必ず言われるのが、「似合うヘアスタイルにして下さい」「お任せします。」
お任せします。とは一体どういう意味なのだろうと考えたことはあるだろうか?お任せしますのが一言を言ってもらったら、美容師本意でヘアデザインをしてしまっても良いのだろうか?
答えはNo。
僕が捉える言葉のが意味は、
お任せします=私の魅力を引き出して下さい
こう捉えています。
基本的に僕がカウンセリングする場合、しっかりお悩みを聴く、いわゆる傾聴を重視し、お客様の希望をまとめ、まずは希望を入れ込んだヘアデザインを提供しています。
しかし、お任せします。このようなお言葉をいただくと、カウンセリングスタイルがへんかします。
傾聴はもちろんします。しかし、細かなことに対して質問したり提案したりと攻めのカウンセリングがスタートします。
ヘアスタイルはその人のライフスタイルを変えてしまうと思っている僕は、お任せしますの一言で、その人のヘアライフを高めるために、普段の生活スタイルから、ヘアスタイルにかける時間、様々な内容をお聞きします。そして、毎日が楽しくなる。
これがお任せしますと言われたわ時の、僕という美容師の姿勢です。
ただ、とても大事なポイントがひとつだけあります。
好きか?嫌いか?
この感情的なことはとても重要になります。
いくら乾かすのが楽だからと言って、ショートにしえはならないし、重いスタイルが好きなのに軽いスタイルをら提案しても意味がないのです。
料理に例えると、
辛いのが苦手な人に、日本一美味しい麻婆豆腐を食べさせる。
ダイエット中なのに、美味しいパンケーキをご馳走する。
絶対に望んでないと思います。
好き?嫌い?って大事です。
ヘアデザインは、お客様と美容師で作り上げるもの。コラボ作品なのです。
何年やっても楽しく仕事できるのは、コラボできるお客様あってなんだろね。