ヘアショーを見て『良かった』って思ったのは久しぶりかもしれない。
abic 旭美容専門学校主催のスペシャルイベントとして実現した、
マークヘイズ クリエイティブヘアショー
日本人によるというか、大きな会場で行われる大規模なヘアショーの演出は過剰すぎる傾向にある。ライディング、音響、そして大きなステージ。実際、細かなテクニックやライブ感は伝わってこない。だからかもしれないけれど、ヘアショーは見飽きていた。
けど、マークヘイズ!クリエイティブヘアショー!は違った。
200人ほどしか入れない学校の講堂。
最前列から見るマークヘイズ。カッコイイ。
イギリスのクリエイターを見るのは初めてですが、日本人と違った雰囲気がまたいい。
英語での自己紹介も終わり、ヘアショースタート。
スライスの取り方
ステム角の意味
テンションのかけ方
スライスに対しての立ち位置
髪のウェット具合
全て基本的な事なのですが、突き詰めると基本が大事。トップクリエイターでも基本を大事にされている。肝に銘じよう!って思いました。
とにかく、カットが丁寧で正確。無駄な動きがない。
派手なパフォーマンスは素人には見て楽しいかもしれませんが、マークヘイズのヘアショーはその正反対。
音楽もシンプル。演出は無し。
ステージに存在するものは、マークヘイズとモデルのみ。
しかし、見ている僕たち日本人美容師をクギ付けにしてしまう存在感。
やっぱり技術力、デザイン力、そして積み上げてきた経験。
異国のクリエイターですが、言葉は伝わらなくとも、伝わるんだって感じた。
美容って共通言語は凄いです。
いや、ホント!実力を見せ付けられた感じです。こんなステージは久しぶりです。またLondonに行きたくなってしまった(笑)
やっぱり、デザインも経験も積み重ねるしかないんだな。こんな大人?な美容師になりたいってちょっと憧れた。
実は最後に、マークヘイズに質問する機会を頂いた。
A:毎年クリエイティブな作品を世に送り出し続ける事、現在までマンネリ化する事ななく刺激を受け続ける事、その刺激や作品に対するインスピレーションなどはどこから受けているのか?
マークヘイズからの
Q:音楽、建築など様々なものからインスピレーションを受けます。そして、若い美容師からも多くの刺激を受けます。今回のこのような日本でのヘアショー。そして日本人美容師との交流。多くの美容師との出会いも刺激の一つ。
やっぱり、人は人からの刺激を受けてるんだ!なとつくづく教えられました。
良かった!良かった!しか書いていないような気がしてきたけど、ホント良かった。