美味しい手料理を毎日、家庭で食べたい。
誰しも思った事があるはずです。
しかし、毎日献立を考え、時間を割いて手料理を作ってくれるなんて、実際問題とても大変で頭を悩ます事です。
頭ではわかっているけれど、それを強く実感した時がありました。
ランチをしている時に、「夕飯の献立考えて」的なことを言われ、僕がとった行動が、
そのお店にある写真付きの「メニュー表」を見たことでした。
そう、僕の中にあるレパートリーなんて、
- カレー
- とんかつ
- ハンバーグ
- 炒め物
くらいでしょうか?
そう!決定的にイメージできる品数が少ない。そして、いつも食べるだけでその先は何も考えていなかった。
美味しい手料理が食べたければ、定期的な外食に連れ出すことと
これって昔からよく言われることですよね。
「美味しい手料理が食べたければ、奥さんに美味しい外食を食べさせてあげなさい」
だって、美味しい食事や、新しい料理を味わう機会がなければ、家庭料理のレパートリーも広がらないし、その味覚も上がらな。
うちでもありますが、外食に行った先で食べた料理に近いものか、それ以上の料理を作ってくれたりします。
これは、作り手の味覚上昇と、料理のレパートリーのアップにすぎません。
美容師は、最新のヘアスタイルを常にチェックしているだろうか?
そう、美容師さん選びで迷ったら、コンクールに出場したりヘアショーに出演したり、撮影や、講習会に意欲的に参加している人をオススメします。
なぜって、
美容室と、自宅の往復しかしていない美容師さんに対して、素敵なヘアスタイルがデザインできる期待が持てますか??
多分ですが、色んな情報や、色んなヘアデザインに触れていなければ提案の幅はとても狭くなってしまいます。
そして、色んな価値観に触れていない美容師さんだと、自分の狭い価値観だけで多くのお客様のヘアデザインをしてしまいがちになります。
そんなデザインの仕方って、お客様からしたら不安や、不満が出ますよね。
僕は料理のレパートリーがとても少ないです。
なぜって?
外食はしているけれど、食べる専門の目線でしか見ていないからです。
だから、僕が手料理を作るときに相手のことまで考えられる余裕はありません。
僕の手料理は、「超自己満足」。
でもたまに作るくらいだから許されているだけ。仕事にはならない。
より良いヘアデザインや家庭料理も、作り手が常に刺激を受けていることが大事
「夕飯の献立を考えて」の一言から、何気なく感じ、深く考えた今回の件。
やっぱり、
- 良い物
- 良い事
- 良い出会い
- 良い体験
という「インプット」をたくさんする事で、「アウトプット」の質は高まるし、提案するための引き出しは増える。
お客様の価値観って100人いたら100通り。
全てを共有できるわけではないけど、たくさんの経験(インプット)をすることと、それを元にアウトプットすること。
そして、コミュニケーションをしっかりと取ることで、お互いの価値観の溝は埋まって行く気がします。
しかし、そのコミュニケーションをするためには、お客様情報をしっかりと記載していく必要があります。
どんなヘアスタイルにしたのか?どんな薬剤で何分の放置タイム、なぜそうしたかったのか?髪のコンディションなどを自身の脳で記憶しておくのは不可能なほどの量になります。
そこで活躍するのが、「カルテ」の活用!
僕は美容師を始めたころから「カルテ」の活用をかなり工夫しています。
なぜカルテを書くのか?
それは、お客様の記憶も、自分の記憶も曖昧だからです。
お客様のヘアスタイルを担当した後に必ずカルテを記入することで、その日にどのような内容でヘアデザインをし、ヘアケアをしたのか。
薬剤はどのように調合し、放置タイムは何分だったのか?
お客様がきになされていたことはなんだったか?
など、次に活かせる情報を必ず記載します。
※カルテは100%のオリジナルカルテです。数年に一度、フォーマットを進化させていて今にいたります。
そうすることで、次回ご来店の時もコミュニケーションが円滑にいくわけです。
カルテという情報を記載するアイテムを使い、パーソナルなお客様取り扱い説明書を完成させていく!別名レシピともいうかもしれない。
良いものを見ること、そしてコミュニケーションを取ること
良いものを見る、いろんなことを体験する。
そして共有する。
その事柄を記録し続け、アウトプットし続けること。
この繰り返しにたどり着きますね。
日々の積み重ねでしか結果は出ない!